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英 文 法 3


● a と the はどうやって使い分けるのか


このふたつの冠詞の使い分けについてはかんたんに使い分けできるようになる完全な基準はありません。
しかし基本をかんがえることでかなり見当がつくようになります。

それは不特定と特定です。
a は名詞が不特定の意味であるときにつきます。   
the は 名詞が特定の意味であるときにつきます。

不特定と特定の意味の違いはつぎの通りです。
たとえばつぎの例文で説明します。

Jack has a bike.


     @ I want a bike.
     A I want the bike.

@の I want a bike のほうは、どんな自転車でもよいからとにかく一台の自転車が欲しいという意味です。世の中にたくさんある自転車の中からどれか一台を選んで、それでよいということです。これを不特定といっています。

Aの I want the bike のほうは、ジャックが持っている自転車でなければいけない。ジャック所有のその自転車がほしい。ほかのではいけない、という意味です。これを特定といっています。

使い分けはどのようにするか。
発言をしている人が自転車についてジャックのものでなくてもいいと思っているかいないか、どう考えているかによって決まります。名詞をつかうひとの考えの違いで使いわけます。

この基本だけ知ってじぶんで推測するとかなり正しく使い分けることができるようになります。すくなくとも文法書にあるようなたくさんの決まりをおぼえる必要はありませんし、また完全におぼえることは不可能です。そんな暗記はしなくても受験ではほかに得点できるところがあるので心配要りません。もし、このような暗記をしないと受からないような問題がでるとしたら、その大学は受験すべきではありません。大学にはいって暗記ばかり要求されそうです。そんなことをするために大学にいくとしたら無駄です



● どうして there には意味がないのか

次の例文を見てください。
<例文>
There is a magazine on the table.
<訳>
テーブルの上に雑誌があります。

ここで there は訳しません。なぜでしょうか。
there は「そこに」といういみです。これを訳すと次のようになります。

「そこに、テーブルの上に雑誌があります。」
日常会話ではこのような重複があったとしても意味は理解してもらえます。これを発言した人は「そこに雑誌があるよ。テーブルの上だよ。」と言いたかったのだと思われます。
日常会話ではこれはふつうの言い方です。

しかし、記録に残る文章では、there と on the table が重複してくどい表現を放置しておけない。そこで there は訳さないことにした。

おそらくこのような事情で there を訳さなくなったと思われます。この推測は正しいかどうかはわかりません。しかし、おそらくこのような事情があったのではないかと「物語を」じぶんで作ってみると理解がはやくなり忘れにくくまたおもしろい。

このようにしてじぶんで考えて勉強すれば詳細な文法知識は不要になります。



● なぜ現在完了にはhaveがつくのか


たとえば、「昨日本を読んだ」と言いたい時は次の表現になります。

I read the book yesterday.

これに対して、「ついさっき読んだところである」と言いたいときには

I have just read the book.

と表現します。ついさっきやったばかりのことは
have + p.p.
をつかうことになっています。

なぜ have をつかうのでしょうか。この理由を have の基本の意味をもとに考えてみましょう。
have は「持っている」とだれもが教わりましたが、
I have a cat.
I have lunch.
のように「飼っている」、「食べる」という意味もあるので、これらに共通する意味として「支配する」と考える。

「支配する」で

I have just read the book.

について考えると、 just read the book が意味する「本を読んだ」という状況を支配している。こういうときふつうには読んだのはついさっきである。だから「ちょうど本を読んだところ」という意味になる。

こう考えるとどうでしょうか。すこし無理がありますが、いくらかは have をつかう理由となる可能性はあるように思います。

このようにかなり自分勝手な推測であっても、論理に違反していなければ理由として使えて、理解して忘れないよいうにするための手段としては効果的です。